体験! 発見! 松島湾

6市町を学ぶ

塩竈市
しおがまし

1200年を超える歴史をもつとされる
鹽竈神社(しおがまじんじゃ)。
日本有数の生マグロ水揚げ量を誇る塩釜港と、
カキ・ノリの養殖が盛んな浦戸諸島。
歴史にふれ、海の恵みを学び、
ゆったりと流れる島の時間を感じてください。

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塩竈市について

春には国の天然記念物に指定されている鹽竈神社の鹽竈ザクラが花開き、夏には極彩色の御座船(ござせん)が100隻を超える船を従えて千賀ノ浦に大漁旗をはためかせます。

古くから漁港として栄え、日本トップクラスの生マグロ水揚げ量を誇る塩竈市では、「三陸塩竈ひがしもの」をはじめ、浦戸諸島で養殖されるカキやノリなど、豊富な海の幸を味わうことができます。

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自然

松島湾の南西に位置する塩釜港は平安時代から和歌に詠まれた場所で、千賀ノ浦と呼ばれていました。松尾芭蕉(まつお・ばしょう)もこの地を訪れ、松島に向け船を出したと言われています。塩釜港から船に乗ると、桂(かつら)島、野々島、寒風沢(さぶさわ)島、朴島などからなる浦戸諸島が見えてきます。豊かな自然が残る浦戸諸島では、椿(つばき)のトンネルや菜の花畑など、四季の花々を楽しむことができ、民宿では島ならではの新鮮な海の幸を味わうこともできます。

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特産品・文化

塩竈市には、豊富な海の幸をはじめ、歴史ある酒蔵の日本酒、市の名前の由来ともなった塩(藻塩)など、伝統的な特産品が数多くあります。また、人口あたりのお寿司屋さんの数が非常に多いことでも知られ、お寿司の名店が軒を連ねます。

塩竈市を代表するお祭りは、「氏子三祭(うじこさんさい)」と呼ばれる、帆手祭(ほてまつり)・花まつり・みなと祭。白装束の氏子たちが神輿(みこし)を担ぎ、鹽竈神社表参道の二百二段の石段を昇る様子はとても幻想的で、多くの人々がお見送りに集います。

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農水産物

塩竈市といえばメバチマグロをはじめとする海産物。主に9〜12月に水揚げされ、「鮮度」「色つや」「脂のり」「うまみ」等の基準をクリアしたメバチマグロだけが認定される「三陸塩竈ひがしもの」は、大変人気のあるブランド品となっています。また水産加工品の生産も盛んで、中でもかまぼこや塩蔵タラは日本有数の生産量を誇ります。

浦戸諸島・寒風沢島で、冬の雪と雨水だけを農業用水として使い、全て天日干しで仕上げる「寒風沢米」。豊かな自然と天然の恵みで育つ、島民自慢の貴重なお米です。

塩竈市にゆかりのある歴史上の人物

  • 津太夫/つだゆう(1744–1814)
    左平/さへい(1762–1829)
    浦戸諸島・寒風沢島の船乗りで、石巻から江戸へ船で向かう途中に遭難。儀兵衛、多十郎らとともに鎖国時に世界一周した。
  • 長南和泉守/ちょうなんいずみのかみ(1580–1654)
    安房国(現在の千葉県)出身。1615年頃寒風沢島に渡り、現在の寒風沢港の礎を築いたと言われている。
  • 伊達綱村公/だて・つなむら(1659–1719)
    仙台藩第4代藩主。鹽竈神社を深く信仰し、塩釜港の利用拡大を始め、塩竈発展のための様々な改革を行った。
    東園寺蔵

調べてみよう!
「釜」?「竈」?どっち?

塩竈市の「竈」の文字は、「海水を煮て塩をつくるかまど」を表す文字。同じ読みでも「釜」とは文字の成り立ちが異なります。

市内では、どちらの漢字も使われていますので、どんなところでどちらの漢字が使われているか、探してみてください。

釜 or 竈

塩竈市の代表的な観光コンテンツ

  • 鹽竈神社

    1200年以上の歴史を持ち、当時、陸奥国(むつのくに)一之宮(いちのみや)として、朝廷をはじめとする崇敬をあつめた神社です。国指定天然記念物の「鹽竈ザクラ」はここでしか見ることのできない桜。4月下旬から5月上旬に、薄いピンク色の大輪の花を咲かせます。

  • 塩釜水産物仲卸市場

    塩釜港に水揚げされる新鮮な海産物が並ぶ、店舗数と種類の多さでは東北最大級の水産物仲卸市場です。一般のお客さんも気軽に買い物ができる全国でも数少ない市場で、購入した食材をその場で焼いて食べたり、お好みの食材で作る「マイ海鮮丼」が人気です。

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