七ヶ浜町について
七ヶ浜町は、南は太平洋、北と東は松島湾と三方を海に囲まれ、松島湾を抱えるように突き出た半島には「七ヶ浜」の名前の由来でもある七つの浜があります。縄文時代から海と共に生きてきた町で、東北一の規模を誇る大木囲貝塚(だいぎがこいかいづか)を始め、50を超える貝塚や遺跡が見つかっています。
古くから外国人避暑地としても有名な七ヶ浜には、明治21年、東北で初めて開設された菖蒲田(しょうぶた)海水浴場があり、一年を通じてマリンスポーツを楽しむ若者で賑(にぎ)わいます。
100年以上も前から、外国人避暑地として
国際交流がある七ヶ浜町。
およそ13㎢という東北一小さな町には、
国際色豊かな砂浜や豊富な海の幸があります。
七ヶ浜町は、南は太平洋、北と東は松島湾と三方を海に囲まれ、松島湾を抱えるように突き出た半島には「七ヶ浜」の名前の由来でもある七つの浜があります。縄文時代から海と共に生きてきた町で、東北一の規模を誇る大木囲貝塚(だいぎがこいかいづか)を始め、50を超える貝塚や遺跡が見つかっています。
古くから外国人避暑地としても有名な七ヶ浜には、明治21年、東北で初めて開設された菖蒲田(しょうぶた)海水浴場があり、一年を通じてマリンスポーツを楽しむ若者で賑(にぎ)わいます。
三方を海に囲まれた半島は、起伏の変化に富んだ地形をしています。いたるところに高台や岬、断崖があり、長い砂浜と複雑な入り江は、朝に夕に美しい景観を見せ、訪れる人々を魅了します。なかでも、四大観のひとつ、多聞山から見る松島湾の島々は、まさに「偉観」という言葉がふさわしい雄大な眺めです。
菖蒲田海岸のある、代ヶ崎(よがさき)浜から湊(みなと)浜までの海岸は、特別名勝「松島」の指定を受けている美しいエリアでもあります。
七ヶ浜ではノリ養殖漁業が盛んで、地域の基幹産業となっています。七ヶ浜のノリの特徴は、「かすかな甘さと格別な風味」。良質なノリを収穫するため七ヶ浜中の漁師たちが味を競い、県内外に多くのファンを持ちます。
地域資源をいかした地場産品をPRする「ブランド七ヶ浜」においても、ノリを使ったたくさんの特産品が開発され、県内外に販売されています。
町の沿岸に多くある岩礁は、高級魚やアワビ、ウニの生息地であり、県内でも有数の漁業の町として発展してきました。現在ではノリの養殖が盛んですが、カレイやアナゴ、シャコエビ、ボッケなど、たくさんの種類の海の幸が獲れます。中でもボッケは、正式名を「ケムシカジカ」といい、その見た目とは違い白身で癖のない淡白な味わい。捨てるところがなく、皮や内臓まで食べられ、名物「ボッケ汁」は郷土料理として紹介されるほどです。
七ヶ浜町の面積は13.19㎢(平方キロメートル)。東北で一番小さな町です。北、東、南に海があり、松島湾の入口に突き出たような形になっています。
その七ヶ浜町をぐるっと一周できるウォーキングコースがあります。全部歩くとおよそ12.5kmで、歩くのに慣れた人でも4時間ほどかかりますが、七ヶ浜のたくさんの浜辺や漁港、国の指定史跡である大木囲貝塚など、数々の名所をじっくりと巡ることのできるコースになっています。